FC2ブログ

category: 鑑賞  1/1

古賀春江

いつだかに、古賀春江という日本人画家を敬愛していると、ここで申し上げたような淡い記憶があります。陽炎に意識を飛ばしてしまいそうな時節に、彼の絵を見るのも一興かと思います。(そういえば、久々の「鑑賞」カテゴリですね)ということで、今日は三点をご覧に入れたいなと。まず、一点目は、わかりやすく。「煙火」 (1927) のどやかに楽しげに見えて、どこか烈火の爆撃にすら見えるような、不思議な安楽と不安の同居した絵で...

  •  0
  •  0

斎藤茂吉「死にたまふ母」

No image

のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり灰のなかに母をひろへり朝日子ののぼるがなかに母をひろへり両句、甲乙つけ難き名吟である。バイトで勤務している某塾の国語の中3教材で目にしたこの二首を生徒に解説するにあたり、一通り考えてみたのだが、そうするとなんとも吐き出さずにはいられない気分になったので吐き出してみる。まず<のど赤き…>から。これは、しばしば、状況を客観的に捉えた句であり、どこか醒...

  •  2
  •  0