category: 鑑賞  1/1

斎藤茂吉「死にたまふ母」

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のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり灰のなかに母をひろへり朝日子ののぼるがなかに母をひろへり両句、甲乙つけ難き名吟である。バイトで勤務している某塾の国語の中3教材で目にしたこの二首を生徒に解説するにあたり、一通り考えてみたのだが、そうするとなんとも吐き出さずにはいられない気分になったので吐き出してみる。まず<のど赤き…>から。これは、しばしば、状況を客観的に捉えた句であり、どこか醒...

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