花芒、恣

鈴が音の幽か 真赭のすゝき原
(すずがねのかすかますおのすすきはら)

季語:真赭のすゝき(真赭の芒、十寸穂の芒とも書く)


俳句を始めて、気づけば1年が経ちました。

ただただ、明鏡止水の心持ちで、目に、心に、浮かびくるものを詠むというふうになりつつありますが、それを表現するのに言葉を紡いでは解くことの繰り返しで、なかなかに大変なものです。

大昔に軽く登山らしいことをしたときの風景を思い出す、そこまでは簡単でも、その風景をどう切り取れば良いやらで、非常に時間を使いました。

なにせ、候補がありすぎたもので…

例えば、こんなのも考えたわけです。

鈴が音の幽か 風湧く芒原
季語:芒原

これはこれで、良い気はするのですが…
ただ、私としては、風よりも芒の真赭色がやはり印象深かったので、真赭の描写を優先してみました。が、自信はありません。好みの問題というだけならば良いのですが、描写可能な風景を狭めているのだとしたら致命的ですよね。

また、私の訪れた場所は、芒のみというわけではなく、すすきの他にも草花は一定ありましたので、以下のようなものも考えたわけです。

鈴が音の幽か 風湧く花野原
季語:花野原

こちらも、これはこれで、良い気はするのですが…
皆さんはどれが好きでしょうかね。また、他にはどんな句のパターンがあったのでしょうか。浅学な私にどなたか教えていただけると光栄です。

ちなみに下は、あくまでネットで拾ってきたイメージ画像です。私が見た風景は、流石にここまで芒一辺倒の原っぱではなかったことと、やはり尾花の色がぞっとするほど赤かったこと、この2点を主張しておきたいですね。

Hakone_sengokuhara_susuki1.jpg

あと、これはついでなのですが、冒頭の句の場合、季語は「真赭の芒」なのか「芒原」でいいのか、どちらが正しいのでしょう。個人的にはあくまでも真赭色が一定の面積をもって広がっている様を描きたかったのですが……折衷すれば、大きく見て「芒」となるのでしょうけれど……もし、何かしらご存知の方、あるいは俳句に関する厳しいご意見でも良いのですけれど、ありましたらば、自己研鑽のため、何卒宜しくお願い申し上げます。


鈴が音の幽か 真赭のすゝき原
季語:真赭のすゝき
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2017/10/13 (Fri) 18:55 | REPLY |   

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