校庭

校庭を走る軽トラ 風の菊
季語:風の菊

校庭を走る軽トラ 末枯るる
季語:末枯るる

学校の校庭に咲く草花というのは、子どもに日本の四季を感じさせるという国民化のため、あるいは理科教育の便益に供するために、さまざまなものが用意されています。その代表はまさしく「桜」であり、これを象徴的に見た当時の政府によって全国の校庭に植えられ、それによってさらに人々の中で桜が象徴化されるという循環が、結果的に現在に至るまで引き起こされ続けています。皆さんも、小学校には必ずといっていいほど花壇が用意され、そこには四季の草花が咲いていたのを覚えていらっしゃるでしょう。

今回は、そんな学校あるあるを詩に昇華させようと試みた二句。といっても、上五・中七を全く同じにして、下五に異なる季語を配したというだけですが、それでも季語が異なるだけで、この軽トラの感じ、雰囲気のようなものや、句が醸し出す季節感の全体的な明暗が、かなり異なってくるように思います。

内容はさほど解説的なことを突っ込まずともご理解なさるはずです。非常に素朴なまま、感じたままを詠みましたし、技巧的にどうだとかは無いですから。各々にて、句の世界のにおい、音、温度などを感じてくださればいいのでは無いかと思います。

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