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俳聖

暁月の靴磨きけり桃青忌
季語:桃青忌

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日付は変わってしまいましたが、先日の2017年11月29日は旧暦に直せば10月12日にございます。この日は、他でもなく彼の俳人、松尾芭蕉の忌日でございまして、「芭蕉忌」「翁忌」「桃青忌」「時雨忌」と呼ばれて季語にもなっています。

然様な偉大なる俳傑の名を借りて句を詠むというのは、第一に甚だ痴がましく、第二に作るとしても惑うことの多く、第三にどうしても芭蕉という作家に過剰に引きずられるものであります。よって、「芭蕉忌」及びその傍題は、今までずっと逃げてきた季語のうちの一つでありました。

芭蕉来たる29日中に更新をと思いなしつつ、踏ん切りをつけるのに時間がかかって、気付けばこのような真闇のしじまとなってしまいまして、これはなんとも情けないものです。

芭蕉庵桃青と松尾芭蕉が署名したその由来の諸説あるうちの一つに、李白に対抗して桃青と名乗ったというものがございますが、私などは旅にも出られず、いつか道祖神の招きに逢ふてそぞろ歩きをしたく存じつつ、今はひたすらに朝冷えの静寂の中で靴を磨いているという、期待感と無力感のみぞ感じらるるという意味にて、李白や芭蕉などの名を借りるには余りに半端であるやもしれません。

芭蕉に引きずられ続けて推敲に時間がかかったわけですが、せっかく記事に載せた今句も所謂「即き過ぎ」というやつなのかもしれませんね。二物衝撃というにはあまりにもイメージの近い句作として、掃いて捨てられそうな気も致します。

とはいえ、せっかくの芭蕉忌にございますし、そんなことばかり申し上げていると、枯野も駆け巡らぬままに夢が朽ち果てようとも限りません。甚だお恥ずかしい限りではありますが、このあたりで言葉を紡ぐのはやめにして、草の戸に篭らんと存じます。

それでは失礼します。

暁月の靴磨きけり桃青忌
季語:桃青忌
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1 Comments

つねさん  

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2017/12/02 (Sat) 09:26 | REPLY |   

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